ソノ ヒトモジガ カンドウへノ 1ピース
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原作者 : 伊坂幸太郎 評価 ★★★★
ジャンル : 犯罪/サスペンス 出版会社 : 祥伝社 発行年月 : 2003年02月 〈作品紹介〉 人間嘘発見機、演説の達人、天才スリ、そして正確な体内時計を持つ女。この4人の天才達は「人を傷付けない」ことをポリシーとする銀行強盗だった。その戦歴は百発百中……のはずが、思わぬところで誤算が生じ、せっかくの「売り上げ」を逃走中の現金輸送車強盗犯に横取りされてしまう事に。そこで彼等は奪還に動こうとする。 〈作品感想〉 とりあえずとても読みやすい作品でした。ここまで読みやすいと逆に☆5つ付けられないですね〜。まるでアニメのように読みながら映像も浮かんでくる様でした。登場人物の個性が魅力的で最高ですね。 映画版はまだ観ていないのでこれから観ますが、キャストがいいですね〜。あまり原作を崩して欲しくないです。 PR
原作者 : 伊坂幸太郎 評価 ★★★★
ジャンル : SF/ミステリー 出版会社 : 文藝春秋 発行年月 : 2005年06月 〈作品紹介〉 【日本推理作家協会賞短編部門(第57回)】 「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール讀物』等掲載を単行本化。 〈作品感想〉 なんといっても目線が素晴らしい。本当に死神には人間の世界がこう見えているのではないか、と思うくらいに死神目線で書かれてます。「死」というテーマも哲学的に分析してあって、それを死神の想いとして語られている所に感嘆しました。 「ちょっとした微妙な嘘は、誤りに近い」のくだりはとても印象的でグッと来ました。話、話にきちんとオチがあって読んで損はない作品だと思います。
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/サスペンス 出版会社 : 講談社 発行年月 : 2007年09月 〈作品紹介〉 外科研修医・世良が飛び込んだのは、君臨する“神の手”教授に新兵器導入の講師、技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院。大出血の手術現場で世良が見た医師たちの凄絶で高貴な覚悟。驚愕手術の結末とは! 〈作品感想〉 いや〜、本当にハズレがないね海堂さんは。本当に読み応えたっぷりです。 今回はバチスタで院長の高階さんの若かりし頃の話です。藤原、猫田、花房の看護士達も登場します。田口、島津、速水は研修生として登場。 なんと言っても水落冴子の「ラプソディ」が出て来た時には、もう拍手でしたね。 物語もものすごく面白かったんですけど、自分としては登場人物の若かりし頃が見られて嬉しかったです。みんなそれぞれきちんとキャラ出てましたね〜。高階は若い頃は意外にヤル気満々だったんですね。
原作者 : 伊坂幸太郎 評価 ★★★★★
ジャンル : ミステリー 出版会社 : 新潮社 発行年月 : 2007年11月 〈作品紹介〉 俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか。精緻極まる伏線、忘れがたい会話。伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた書き下ろし長編。 〈作品感想〉 とりあえずスゴいの一言です。物語に余分な台詞・設定がありません。全てが伏線となって物語に関連してきます。 時系列のズレる変わり目も、変わる前と後の文章が奇麗にリンクしていて、映像にしたらとても面白いだろうな〜と思わせてくれました。ラストシーンも良かったし、父親へのハガキも泣かせてくれました。 登場人物のキャラも立っているし、ポイントになる台詞、シーンも豊富なので、ぜひ映画化して欲しい作品です。
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/ミステリー 出版会社 : 角川書店 発行年月 : 2006年11月 〈作品紹介〉 『チーム・バチスタの栄光』シリーズの外伝的作品。 終末期医療の先端施設として注目を集める桜宮病院。医学生・天馬は看護ボランティアとして通い始めるが、ある時から疑念を感じる。この病院、あまりにも人が死にすぎる…。メディカル・エンターテインメント。 〈作品感想〉 前半は内容が薄い感じがして、ただ黙々と読んでました。話が進むにつれ、話の展開が急激に加速して、サスペンス色が一気に増しました。 相変わらず美しい情景描写で、情景描写の中に登場人物の心理描写まで映り込んでいる様な文章力には感動します。 ラストはいつもと違ったテイストになっていて、次回作への期待も高まるところです。ぜひ続編を書いてもらいたいものだ。
原作者 : 東野圭吾 評価 ★★★☆
ジャンル : 犯罪/家族愛 出版会社 : 講談社 発行年月 : 2008年3月 〈作品紹介〉 「兄貴、あいつは本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」 惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった功一、泰輔、静奈の3兄妹。14年後、彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹・静奈の恋心だった…。 〈作品感想〉 ストーリー設定はとても好みでした。夜中に家から抜け出して兄弟で流星を観に行く。このあたりのスタンドバイミー的な視点は好きでした。 容疑者の息子の事を、被害者の子供が好きになる、という設定も面白いと思う。 ただその設定があまり意味をなさない。しかも肝心の犯人の犯行動機がちょっとショボい。途中のストーリー設定に無理が見られて、納得しかねました。 全体的にはとても読みやすく、いい作品だと思います。ただ東野圭吾ファンとては満足しかねるところです。
原作者 : 石田衣良 評価 ★★★
ジャンル : 恋愛/ミステリー 出版会社 : 小学館 発行年月 : 2008年2月 〈作品紹介〉 みんな、さよなら。格差、さよなら。ぼくたちは永遠に結ばれます−。大学3年生の江崎澄雄は、出会い系サイトでメールのやり取りをかさねたジュリアと恋に落ちた。しかし、お互いの環境や境遇は極端なまでに違っていて…。 〈作品感想〉 全体的に自分の好きな感じのお話でした。現代日本版のロミオとジュリエットですね。 結末にはいくつかの選択肢があったのではと思いますが、自分も若い頃は選択肢があるなんて気付かなかったな〜と、若さ故の視野の狭さを思い出しました。 それにしても中村佑介さんの絵は本当に素晴らしいです。
原作者 : 山田悠介 評価 ★☆
ジャンル : ホラー 出版会社 : 文芸社 発行年月 : 2001年12月 〈作品紹介〉 時は30世紀。ある王国で、王様が前代未聞の通達を発した。「自分以外の者が<佐藤>を名乗ることを許さない。王国にいる500万人の<佐藤>姓の人々を、“鬼ごっこ方式”で抹殺する」と……。かくして死のゲームの準備が整えられ、狂気に満ちた日々が始まった! 〈作品感想〉 細かく設定付けすれば面白くなりそうな内容なのに、ここまで陳腐な設定では子供騙しもいい所だ。文章力もなく読んでいて苦痛でした。 映画では少し設定を変えているみたいですが、きちんと作ればきっといい作品になると思うので、DVDが出たら観てみようと思う。
原作者 : 角田光代 評価 ★★★☆
ジャンル : 犯罪/人間愛 出版会社 : 中央公論新社 発行年月 : 2007年3月 〈作品紹介〉 「逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか」 誘拐犯と誘拐された子供。2人の女心に分入ることで、家族という不可思議な枠組みの意味を探る。心をゆさぶる長編サスペンス。 〈作品感想〉 物語は誘拐する女の話と、誘拐される女の話の2部構成になっていて、2部構成になっている事でダレずに読む事ができ、とても良かったと思います。 〈犯罪者=悪〉という短絡的な思考にはなれない自分にとって、この作品はとても思慮深いものでした。〈子供を誘拐された親の立場ならば〉と考える反面、この〈誘拐犯の立場だったら〉と考えてしまう自分がいました。 この作品で一番の印象に残ったのは、七日足らずで死んでしまう蝉の一生について語った文章で、 子供の頃は短くて可愛そうと思ってたけど 「ほかの蝉も七日で死んじゃうんだったら、べつにかなしくないかって。仲間がみんな死んじゃったのに自分だけ生き残っちゃったとしたら・・・」 そのほうが可哀想だとそう言っている。そして作品の終盤では、 「八日目の蝉は、ほかの蝉には見られないものを見れるんだから。ぎゅっと目を閉じてなくちゃいけないほどにひどいものばかりでもないと思うよ」 これは自分は普通の子供(蝉)とは違い、誘拐された子供(八日目の蝉)なんだと言ってるのでしょうね。前向きになっていく感じがとても伝わってきました。
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/ミステリー 出版会社 : 宝島社 発行年月 : 2007年4月 〈作品紹介〉 『チームバチスタの栄光』の田口・白鳥コンビシリーズ第3弾。 不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元に届いた怪文書は、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという匿名の内部告発文書だった。田口は事実の調査に乗り出すが…。 〈作品感想〉 今回は人間模様、心模様がきちんと描かれていて、心に残る作品でした。 この作品での主役(ジェネラル・ルージュ)速水が格好良すぎです。自分の犯した罪を認め、それでも自分の正義だけは貫き、その罪の償いはきちんとする。う〜ん、男ですね〜。 また文章の言い回しは、この人本当に医者か?って思うくらいいいですね。一番好きなところは、桜の枯木を見ながら“チームバチスタの桐生”を思い出しながらの文章、 並木道を通りながら思い出す。桜吹雪の中で見失った男の横顔。 男から託されたものを田口は受け取れたのか。 襟元を吹きすぎる木枯らしに一瞬震える。 枯れ枝の梢は幾何学模様を描き、青空を無数の断片に砕く。 いいですね〜。文章に哀愁を感じてしまいます。 あと気になるのは、やはり(氷姫)姫宮ですね〜。次回作に期待です。
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★☆
ジャンル : 医療/ミステリー 出版会社 : 宝島社 発行年月 : 2006年10月 〈作品紹介〉 『チームバチスタの栄光』の田口・白鳥コンビシリーズ第2弾。 東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口に依頼する。その渦中、患児の父親が殺され、思いもかけない展開を…。 〈作品感想〉 今回の方がどちらかというと映画向きだと思いました。シネスシージア(共感覚)を題材にした、現実的ですこし幻想的な映像が作れそうな気がします。それに伴い[歌][子供]などは興行的においしい素材ですし・・・。 今回は田口、白鳥の活躍は少なく、脇役の活躍が光りました。その中でも僕のお気に入りは(ねむり猫、千里眼)猫田師長です。
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/ミステリー 出版会社 : 宝島社 発行年月 : 2006年2月 〈作品紹介〉 『このミステリーがすごい!』大賞(第4回) 医療過誤か殺人か、不定愁訴外来担当の万年講師と厚生労働省の変人役人が、患者の死の謎を追う。現役医師だからこそ描きうる医療現場のリアリティとコミカルな展開が魅力のミステリー。 〈作品感想〉 この作品は事件の犯人を推理するという面白さよりも、アクティブフェイズとパッシブフェイズ(ディフェンシブトークとオフェンシブヒアリング)、人の心の急所を突くための方法で相手の深層心理を探り出す所が面白い。アクティブとパッシブの攻め角度の違いは読んでいて勉強にもなりました。 前半と後半でリズムがガラッと変わって、読んでいて飽きのこない作りになってます。文章中の言い回しがとても良くて、とくに季節や風景描写の表現は唸るものがあります。最後の文章も心に残っていて、 「眩しい光の中、散り惑う桜の花びらの洪水に、僕は一瞬、桐生の横顔を見失う。 春が、来ていた。」 桜が舞い散る情景が浮かぶ文中に、桐生がいなくなるという切なさと、事件が解決して病院にも春が来たことを告げている1行のように見られました。 作者が現役の病理医というだけに、病院内部の組織形態の模様が鮮明でとても分かりやすく表現されています。 特に思ったのが、登場人物をキャラ付けしてあるため、人物把握が安易だったという事です。ここでのお気に入りは(腹黒たぬき)高階院長ですね〜。
原作者 : 美嘉 評価 ★★★☆
ジャンル : 恋愛 出版会社 : スターツ出版 発行年月 : 2006年10月 〈作品紹介〉 恋は思い通りにいかないもの。だけど、だから、追いかけてしまう…。 こんなにも切なくて、こんなにも苦しいのに、なぜか温かい。ケータイ小説サイトでダントツ1位の恋愛物語を単行本化。 〈作品感想〉 あらゆる悲劇をつめこんだ作品ですね〜。 でも映画のように不思議な事が、この世界には起こるという事を僕は知っています。だから全否定は出来ないし、大切な人をなくす辛さがとてもわかるので逆に共感してしまいました。 一番共感出来たのは優さんですね。好きな人が幸せになれるなら自分は身を引く、それが本当にその人を愛していると言う事だと思う。エゴばかりの世の中で純粋な愛を垣間みれた気がします。
原作者 : 東野圭吾 評価 ★★★★☆
ジャンル : 犯罪/ミステリー 出版会社 : 文藝春秋 発行年月 : 2005年8月 〈作品紹介〉 【直木賞(第134回)】【本格ミステリ大賞(第6回)】 ガリレオシリーズの3作目!! 天才数学者でありながら冴えない高校教師に甘んじる石神は、愛した女を守るため完全犯罪を目論む。数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリー。 〈作品感想〉 この作品は本当の愛を知っている人ならば、必ず共感出来ると思います。 ここで登場する石神にはプライドの強さも大きく影響しているのだが、愛は偉大なんですよ。 主役のガリレオ先生の活躍がほとんどないのが気になりますが、それが返って真実味、現実味があってよかったのかもしれません。トリック的にはそれほど難しいものではありませんが、よく考えて作られているなぁと感心します。 映画化される様ですが、どこまで原作に近づけるか見物ですね。
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