ソノ ヒトモジガ カンドウへノ 1ピース
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原作者 : 伊坂幸太郎 評価 ★★★★
ジャンル : SF/ミステリー 出版会社 : 文藝春秋 発行年月 : 2005年06月 〈作品紹介〉 【日本推理作家協会賞短編部門(第57回)】 「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール讀物』等掲載を単行本化。 〈作品感想〉 なんといっても目線が素晴らしい。本当に死神には人間の世界がこう見えているのではないか、と思うくらいに死神目線で書かれてます。「死」というテーマも哲学的に分析してあって、それを死神の想いとして語られている所に感嘆しました。 「ちょっとした微妙な嘘は、誤りに近い」のくだりはとても印象的でグッと来ました。話、話にきちんとオチがあって読んで損はない作品だと思います。 PR
原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/ミステリー 出版会社 : 宝島社 発行年月 : 2007年4月 〈作品紹介〉 『チームバチスタの栄光』の田口・白鳥コンビシリーズ第3弾。 不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元に届いた怪文書は、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという匿名の内部告発文書だった。田口は事実の調査に乗り出すが…。 〈作品感想〉 今回は人間模様、心模様がきちんと描かれていて、心に残る作品でした。 この作品での主役(ジェネラル・ルージュ)速水が格好良すぎです。自分の犯した罪を認め、それでも自分の正義だけは貫き、その罪の償いはきちんとする。う〜ん、男ですね〜。 また文章の言い回しは、この人本当に医者か?って思うくらいいいですね。一番好きなところは、桜の枯木を見ながら“チームバチスタの桐生”を思い出しながらの文章、 並木道を通りながら思い出す。桜吹雪の中で見失った男の横顔。 男から託されたものを田口は受け取れたのか。 襟元を吹きすぎる木枯らしに一瞬震える。 枯れ枝の梢は幾何学模様を描き、青空を無数の断片に砕く。 いいですね〜。文章に哀愁を感じてしまいます。 あと気になるのは、やはり(氷姫)姫宮ですね〜。次回作に期待です。
原作者 : 片山恭一 評価 ★★★★☆
ジャンル : 青春/恋愛 出版会社 : 小学館 発行年月 : 2001年4月 〈作品紹介〉 十数年前・高校時代・恋人の死。好きな人を亡くすことは、なぜ辛いのだろうか−。落葉の匂いのするファーストキスではじまり、死を予感させる無菌状態の中でのキスで終わる、「喪失感」から始まる魂の彷徨の物語。 〈作品感想〉 どんな内容かはほとんどの人が知っているであろうこの作品。 ちょうどこの作品が出た頃に、自分の友人が白血病で旅立ちました。だから、とりあえず涙が止まりませんでした。この頃からちょっとした事でも涙が出る様になり(歳のせいもあるかも)いい作品かの基準が“涙”では測れなくなってしまいました。 それでもとても心に響いた作品でした。 |
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