ソノ ヒトモジガ カンドウへノ 1ピース
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原作者 : 海堂 尊 評価 ★★★★
ジャンル : 医療/サスペンス 出版会社 : 講談社 発行年月 : 2007年09月 〈作品紹介〉 外科研修医・世良が飛び込んだのは、君臨する“神の手”教授に新兵器導入の講師、技術偏重の医局員ら、策謀渦巻く大学病院。大出血の手術現場で世良が見た医師たちの凄絶で高貴な覚悟。驚愕手術の結末とは! 〈作品感想〉 いや〜、本当にハズレがないね海堂さんは。本当に読み応えたっぷりです。 今回はバチスタで院長の高階さんの若かりし頃の話です。藤原、猫田、花房の看護士達も登場します。田口、島津、速水は研修生として登場。 なんと言っても水落冴子の「ラプソディ」が出て来た時には、もう拍手でしたね。 物語もものすごく面白かったんですけど、自分としては登場人物の若かりし頃が見られて嬉しかったです。みんなそれぞれきちんとキャラ出てましたね〜。高階は若い頃は意外にヤル気満々だったんですね。 PR
原作者 : 雫井脩介 評価 ★★★☆
ジャンル : 犯罪/サスペンス 出版会社 : 双葉社 発行年月 : 2007年9月 〈作品紹介〉 【大藪春彦賞(第7回)】 少年誘拐事件の捜査現場を仕切っていた巻島は、一瞬の判断ミスで犯人を取り逃がす。翌日、少年は遺体となって発見、巻島は左遷となる。___6年後、川崎で連続児童殺害事件が起こる。捜査が難航する中、足柄で実績を挙げていた巻島に白羽の矢が向けられる。 〈作品感想〉 派手なストーリーではないのですが、最初から緊張感のある内容でぐいぐい引き込まれる作品でした。 ミスから立ち直り、ひと回り大きくなった巻島刑事のクールの中にある信念がとても魅力的でカッコいいです。事件解決に向かうと同時に、自分のしがらみをひとつひとつ消していくストーリー構成は圧巻です。
原作者 : 東野圭吾 評価 ★★★★☆
ジャンル : SF/家族愛 出版会社 : 文芸春秋 発行年月 : 2001年5月 〈作品紹介〉 スキーバスの転落事故で、病院に運ばれた杉田平介の妻・直子と高校生の娘・藻奈美。直子は息を引き取るが、意識不明だった藻奈美は一命を取りとめる。ところが、意識が戻った藻奈美の体には直子の人格が宿っていた…。 〈作品感想〉 東野圭吾といえば「犯罪ミステリー」が頭に浮かびますが、自分はどちらかというと人間ドラマ系が好きです。この作品も愛をテーマにしてますが、本当に泣けました。 普通の人間ドラマと違い、そこは東野圭吾らしく一筋縄ではないラストがあり、ひとりスタンディングオベーションな作品でした。 映画ではここまでの良さが出ていなかったので、原作を読んでいない人にはオススメな作品です。
原作者 : 東野圭吾 評価 ★★★★★
ジャンル : 犯罪/恋愛 出版会社 : 集英社 発行年月 : 1999年8月 〈作品紹介〉 つねに悪のふきだまりを生きてきた男と、理知的な顔だちで男たちを惹きつけ、関わった人間を不幸にしてしまう女…。幼くして冥い運命の扉を叩いた男と女の軌跡を、18年前の質屋殺しを執拗に追う老刑事の執念に絡めて描く。 〈作品感想〉 この作品は、主人公の視点描写や心理描写がまったく書かれていない。かといってその心情が伝わらないかというとそうではなく、2人の愛の深さ、心の闇と光、純粋さ、そしてとてつもない哀切感が伝わってきて、ただただ感嘆するばかりです。 主人公2人の約20年間を描いていて、2人は最後まで一言も会話を交わしません。そして序盤はその関係性も全く分からず、バラバラに進んでいく感じがします。それが次第に重なっていく様に見え、実は最初から重なっていたのだと最後には気付かされます。 「亮司は雪穂のため、雪穂は亮司のため」 2人は互いをもう一人の自分と思っていたのだろう。 幼い2人の世界(視野)はあまりに狭く、大人には小さな罪に思えても2人には抱えきれない罪の意識に見舞われてしまう。罪を罪で上塗りしていき、太陽の下を歩けなくなっていく。白夜という偽りの昼を歩くと決めた2人、その壮絶な切なさに心打たれた作品でした。 |
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